家の特長をPRする難しさ

知人の営業トークが変化していた。

全館空調システムを仕様に組み込んだ事で変化した。

以前は、揶揄していたが自身のモデルハウスへ導入後にPRが全館空調システムのみになっていた。

情けない上に寂しく感じる。

思えば、ソコに行き着く理由は容易に理解出来る。

結局、高性能な家を作っても「PRポイントを作れていない」と良い事だ。

無くて良いモノをあたかも凄い事に膨らませてPRするのはいかがな事か。

『ぶっちゃけ要らない。無くても良い』と言いながらも全館空調を一生懸命PR…

玄人なら家全体をPRしないと…

ソレは設備屋の仕事だ…

御施主様が求めるのは、丁寧に練り込まれた特別な家だと思う。

長い間ローンを組んで使い続ける為に自分自身に納得出来る理由が必要だ。

省エネ性なら計算して性能をあげれば良い。

家の温かさもシュミレーションをしてあげれば良い。

製品はSNS等でいくらでも名前を聞く事が出来る。

詳細納まり等を突き詰める事で生まれるノイズの無い奇麗さ等は素人では思いもつかないはず。本来の建築設計は、今と全く違ったはず。

取って付けた機械は必要無く全館空調だけをPRする家は決して丁寧な手法では無い。

 

以上