24時間換気の排気を床に取り付けや方が良い。
コレは嘘です。
もっとらしい話を言いながら騙している。
あのメーカーは、10年程前に某FCと一緒に地熱を利用した熱交換換気だとPRしていた。
※地熱というモノは、地下数メートル掘って初めて効果を得られる。30cm程度では地熱は存在しない。割と業界内では有名な話です。
24時間換気と言うモノは、一定風量を一定方向に流れを作り空気を入れ替える事です。
一時的に発生する大量の汚染物質は、拡散され均一になろうと努力する。
臭気が発生するガス類も空気に対して比重がある為、拡散するスピードが異なるが結果的に均一になろうとする。
空気には粘りがあるので排気と給気の一直線に奇麗には流す事は以外と難しいです。
空気の流れを可視化すると思った以上にゆっくり動く事に驚かされる。
24h換気の1ヶ所の排気口の吸込み量は、約30㎥/h。
筆者が、大好きなブルーエア社BluePure411(13畳用)で例えると弱運転程度の50%程度の流量です。
*運転レベル弱で60㎥/h 消費電力1.2w(1時間当たり0.037円:31円/kw計算)
ハウスダスト等を気にするなら上記の空気清浄機をオススメします。
空気清浄機のデモ動画等を見ればわかると思うが、一時的に煙が出てもすぐに排気される事はなく一旦家中に充満する。
その上でゆっくり空気が浄化される。
24h換気も同じです。
結果、『床に排気口を取り付ける事と天井に排気口を取り付ける事は同じ』です。
YouTubeで『Blueair Protect 性能試験動画』『BluePure411スモークテスト』『クリーンルーム気流可視化計測システム』『室内換気状況の可視化』で検索すると空気の流れが少しわかると思います。
ちなみに『<公式>JR西日本 新幹線の消毒換気の仕組み』は、本当に素晴らしい。
新幹線という特殊な構造の為、壁給気口、座席下排気となっているが結果同じだ。
動画では室内空気が6~8分で入れ替わるので一般住宅とは次元が異なる。
*換気回数でいえば10回/h以上だろう。一般住宅は0.5回/h以上と定められている。
要するに一定量の必要な換気を常に行えば、どの様な状況でも空気はきれいになるという事だ。
また、新幹線に乗った経験がある方は分かるだろうが冬に寒さを感じた事は無いはず。
一般住宅の20倍換気している状況でも適切な冷暖房設備の容量を設定していれば、寒さ暑さは無縁になる。この点でも一種換気の必要性に疑問を感じる。
まともな設計をすれば換気をしたから寒い等という事はありません。
JRが新幹線で証明してくれている。
室内の排気を冬の外気に熱交換させ床下を温めます。
高気密高断熱住宅は室内すべてが設定温度になります。
断熱性能が高ければエアコン設定温度と床表面温度は同じになります。
もし、熱交換された空気が床下に充満したら?
室温23℃、外気0℃。熱交換効率80% SA温度18℃程度(実際はもう少し下がる。)
床表面温度23℃にSA空気18℃が当たって温まると言うなら驚きだ。
友人が自邸を建てるので換気システム選びに悩んでいた。
悲しい事に、例の換気システムのYouTube動画を見て余計に悩んでいた。
笑ってしまうが一連の話を説明して理解したが、素人だとこんなモノだろう。
皆さん深く考えましょう。
以上。