温暖地域(東京や大阪とか)でUa値=0.6・熱交換換気を導入して全館連続冷暖房をする家は、省エネでは無い。
最近よく見る仕様ですが、コレは地雷です。
正確に言うと、
断熱区部が5・6地域で断熱等級5の熱交換換気を組み込んで全館連続冷暖房をした家は、断熱等級4で部分完結暖房した住宅に比べて1.5倍エネルギーを食います。
電気代が1.5倍です。正気じゃないね。
※エビデンスは、Heat20設計ガイドブックG123のシナリオに書いてあります。
熱交換換気を入れた時点で熱交換されるので勝手に全館冷暖房になります。
しかも、熱交換換気の特性上、冷暖房機器を連続運転しないとさらに効率が落ちて熱交換換気を導入したメリット自体無くなります。
冷暖房を連続運転しても電気代1.5倍、冷暖房を連続運転しないと熱交換換気の採算が合わない。
コレ知らないで得意げに提案してる人をよく見かける。そして、家建てましたって内容のブログで満足して語っている人も多く見る。
床下エアコン、小屋浦エアコン、エアコン一台で暖かい家とか。最近は電気代が高いからソーラーパネルと蓄電池を入れましょうを追加している。
リテラシーの問題って怖いね。
家を建てる人はしっかり勉強しましょう。
以上